掲示板の価値は「本音」にある。だが、その裏返しとして生じるのが根拠のない偏見や特定個人への誹謗中傷だ。
特に問題視されているのが、ジュニア・ジュニアユース世代における子ども個人への言及である。「〇番の選手はラフプレーが多い」「〇〇君の親はマナーが悪い」といった個人特定が可能な書き込みは、育ち盛りの子どもたちの心を深く傷つける。匿名であることに甘え、不合格の腹いせやライバルチームへの嫉妬から嫌がらせの書き込みを行うケースも後を絶たない。
法律的な観点からもリスクは高まっている。近年、IPアドレスの開示請求手続きが簡略化され、掲示板での誹謗中傷に対するプロバイダ責任制限法に基づく情報開示や名誉毀損での提訴事例が増加している。「匿名だから何を書いてもバレない」という時代は完全に終わった。