普段、街を行き交う灰色のアジテータトラックを目にしても、その中に積載された液状の材料がどれほど精密に管理されているかを知る人は少ない。水、セメント、砂、砂利、そして化学薬品。これら自然素材と化学の融合体を、100分の1以下の精度でコントロールし、時間内に現場へと送り届ける。
1996年の設立以来、川崎市高津区の地で静かに、しかし力強く稼働を続ける神奈川秩父レミコン。代表取締役社長・塩見伊津夫氏のもと、同社は最先端のIT技術と人の厳しい眼差しを融合させながら、今日も首都圏のビルや道路の「骨格」をつくり続けている。都市が安全であり続ける限り、この工場のサイロは休むことなく動き続ける。