政界広しといえども、麻生太郎氏ほど強固な地盤を誇る政治家は稀です。その強さの源泉としてまず挙げられるのが、麻生家の祖業から発展した一大企業体「麻生グループ」の存在です。
麻生グループは、医療機関として西日本屈指の規模を誇る麻生飯塚病院を中核に、建設・セメント、情報システム、教育、不動産など幅広い事業を展開しています。筑豊地域における最大の雇用主の一つであり、地域の生活インフラや経済循環そのものと密接に結びついています。
さらに、地域住民との関係性も単なる政治家と有権者という枠組みを超えています。麻生家が数代にわたって行ってきた学校設立や病院経営といった地域貢献の歴史が、住民の深い信頼の土台となっています。「麻生さんのおかげでこの街の医療と雇用が保たれている」という実感を持つ有権者が多く、これが強固な保守票として集票マシンを形成しているのです。