「元本割れなし・少額積立・節税可能」という非の打ちどころがないように見える商品でありながら、検索エンジン等で「罠」「後悔」といったネガティブワードが並ぶ背景には、保険商品ならではの構造的要因と契約チャネルの制約が存在します。契約前に必ず把握しておくべきデメリットは以下の4点です。
① 対面契約が必須で営業担当者からの勧誘を伴う点
「じぶんの積立」はネット完結での申し込みに対応していません。必ず明治安田生命の営業職員(MYライフプランアドバイザー)と直接対面(またはオンライン面談)して契約手続きを行う必要があります。保険会社側にとって利益率の極めて低い本商品は、顧客との接点を作るための「ドアノック商品」として位置付けられているため、面談時に医療保険や終身保険、変額保険といった他商品の提案・勧誘を受けるケースが少なくありません。営業職員とのやり取りを負担に感じる人には大きな心理的デメリットとなります。
② 10年で3%という低利回りとインフレ負けのリスク
10年間資金を預けて増える額は、月2万円(総額120万円)拠出時でわずか3万6,000円です。物価上昇率が年2%を超えるようなインフレ局面においては、名目上の元本が維持されていても、貨幣の実質的購買力は目減りします。新NISAのインデックス投資(年利3〜7%想定)と比較した場合、資産拡大のスピードでは大きく劣後します。
③ 積立上限枠が月2万円までに制限されている点
どれほど節税効率が良くても、加入できるのは1人あたり月額最大20,000円(4口)までと厳格に制限されています。年間払込額の上限は24万円であり、余剰資金が数千万円ある富裕層の資産運用先としては規模が小さすぎるのが実情です。
④ 万が一の死亡保障がほぼない点
本商品は保障を極限まで削ることで100%以上の返戻率を実現しています。災害死亡時は既払込保険料の1.1倍、病気等の通常死亡時には既払込保険料相当額が戻るのみであり、家族を守るための手厚い死亡保険金は出ません。純粋な貯蓄・控除用ツールと割り切る必要があります。