キャラクターや動物の表情を豊かに彩るカラーバリエーション。しかし、着色料の混ぜ方や粉のバランスを誤ると、色ごとに生地の硬さが変わり、組み立てやカットの難易度が跳ね上がります。
王道の茶色や黒を表現するココアパウダーやブラックココアは、薄力粉の一部を置き換えて使用します。薄力粉180gに対してココアパウダー10〜15gを差し引いて配合することで、プレーン生地と同等の硬さと伸びを維持できます。紫芋パウダーやかぼちゃパウダー、ほうれん草パウダーなどの野菜系パウダーを使う場合も同様の置き換え計算が不可欠です。
一方で、鮮やかなピンクや水色を演出したい場合は、ジェル状の食用色素や天然由来のアイシングカラーが適しています。生地に直接練り込む際は、楊枝の先端につけて極微量ずつ加え、ムラがなくなるまで素早く折り込むように混ぜ合わせます。手の熱でバターが溶けないよう、作業台に保冷剤を敷いたり、途中で冷蔵庫に戻す工夫がプロ並みの美しい発色を生み出します。