日本の人材サービス産業は、時代ごとに形を変えながら労働市場の流動化と活性化を支えてきた。その歴史を語る上で欠かせない存在が株式会社リクルートである。創業者の江副浩正が掲げた「自ら機会を創出し、機会によって自らを変えよ」という理念は、求職者と企業を情報で密接に結ぶ革新的なビジネスモデルを生み出す原動力となった。
かつての紙媒体からデジタルへと主戦場が移った現代においても、同社が長年培ってきた採用ノウハウや適性検査の測定理論は進化を続けている。企業側が求める能力像と求職者が持つ本質的な資質を高度にマッチングさせる試みは、働き方が多様化した現在においても重要な価値を提供し続けている。