菅氏は首相退任後も、非主流派や若手議員を束ねる「キングメーカー」として君臨してきた。特に派閥解消の嵐が吹き荒れた自民党において、彼の存在は一種の重しとなっていた。だが、肉体的な衰えは隠せない。対面での密談や夜の会合が激減したことで、物理的な影響力の低下を指摘する声は日増しに強まっている。
「以前なら一晩に何件もハシゴして若手の相談に乗っていたが、今は体調を考慮して夕方の早い時間帯に短時間の面会をこなすのが精一杯のようだ」。ある中堅議員は匿名を条件にそう明かした。カリスマの肉体的限界は、そのままグループの結束力低下を意味する。