スタンダードを退場した後のエムラクールは、エターナル環境や下位フォーマットでその独自のポジションを確立しています。2026年現在の主要フォーマットにおける採用実績と評価は以下の通りです。
1. 統率者戦(EDH):無色統率者&ヘビーランプの絶対的切り札
初代エムラクールが禁止されている統率者戦において、『約束された終末、エムラクール』は統率者指定可能なエルドラージの最高峰として圧倒的な人気を誇ります。4人対戦であるEDHでは、最も脅威となっている対戦相手を指名してターンを奪い、そのプレイヤーの手札にある除去や無限コンボパーツを他のプレイヤーに消費させる「政治的介入」が極めて強力です。マナ・アーティファクトを多用する無色デッキであれば、コスト軽減と合わせて素出しすることは容易です。
2. パイオニア&モダン:ランプ・昂揚デッキのトップエンド
パイオニア環境では、「黒緑昂揚」や「ロータス・コンボ」「緑単信心」のサイドボード/メインフィニッシャーとして息の長い活躍を続けています。ミッドレンジ同士の泥沼化した消耗戦において、エムラクールを1枚トップデッキするだけで一発逆転が可能なため、コントロールキラーとして重宝されています。モダン環境においても、トロン(Tron)系デッキやエルドラージ・ランプのオプションとして常に採用圏内にあります。
3. MTGアリーナ(タイムレス・ヒストリック・エクスプローラー)
『イニストラードを覆う影・リマスター』の実装によりMTGアリーナにも登場。アリーナ専用の高パワーフォーマット「タイムレス」や「エクスプローラー」では、デジタルならではのスムーズなターン操作UIとともに、ランクマッチ上位帯のランプデッキで猛威を振るっています。対戦相手のターンを直接クリックして操作する爽快感と絶望感は、デジタル環境でも変わらぬ存在感を放っています。