待望の2026年シーズン、音楽監督を務める中原朋哉が打ち出したのは、楽団の真骨頂とも言える渾身の企画だ。長年にわたり独自の美学を貫いてきた彼らが挑む今回の定期演奏会は、クラシック音楽業界に一石を投じる内容となっている。
プロの室内オーケストラとして国内トップレベルのアンサンブルを誇るシンフォニエッタ静岡。今回の公演では、少人数編成だからこそ実現できる緻密なアーティキュレーションと、ホール全体の空気を震わせるダイナミクスが真っ向から激突する。楽曲の原点を再発見するような濃密な空間が、そこには待っている。