リベラ目黒店を語るうえで外せないのが、ステーキハウスリベラとプロレスラーの分かちがたい絆です。創業以来、スタン・ハンセン氏やハルク・ホーガン氏をはじめ、ブルーザー・ブロディ氏、さらにはWWEのスーパースターであるザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)氏やジョン・シナ氏に至るまで、錚々たるレジェンドたちがこの店の暖簾をくぐってきました。
彼らがリベラに集まるようになった発端は、昭和のプロレス黄金期に遡ります。新日本プロレスや全日本プロレスに来日した外国人レスラーに対し、創業者が惜しみない愛情とボリューム満点の赤身肉を振る舞い、過酷な巡業で疲弊した身体を温かく迎え入れたことがきっかけでした。異国の地で本場アメリカに匹敵する肉塊を気兼ねなく喰らえる場所として、レスラー同士の口コミネットワークを通じて「東京に行ったらリベラへ行け」という合言葉が世代を超えて定着していったのです。
この強固な関係性を象徴するのが、知る人ぞ知るリベラジャンパーの由来です。黒地に印象的なロゴが施されたこのサテンジャンパーは、もともと店を愛するトップレスラーへの敬意と友情の証として特別に贈呈されていた非売品でした。これを着用して全米のリングやバックステージに登場するレスラーが相次いだことで、アメリカのマット界において「リベラのジャケットを着ること=日本ツアーでメインを張る一流レスラーの証」というステータスシンボルへと昇華した背景があります。