借金を完済し、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』などで国民的女優となった杏さんでしたが、母娘の間に再び深刻な亀裂が生じます。その発端となったのが、節税と母の生活保障のために設立していた個人事務所(T社)からの独立問題でした。
所属事務所トップコートからT社へ、そしてT社から杏さん個人へギャラが支払われる仕組みを取っていましたが、母・由美子さんが再び女性降霊師・霊能者に心酔し、事務所資金から高額なコンサルティング料を支払っていることが判明します。過去の悪夢の再来を恐れた杏さんは、2014年夏、弁護士を通じて「T社とのマネジメント契約を終了し、トップコートと直接契約する」旨を通知しました。
これに対し、母・由美子さんは激しく反発。2017年、実母が代表を務めるT社は「杏はT社に所属する義務がある」「独立による損害が生じた」として、今後20年間の得べかりし利益などを含む約12億円の損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に起こしました。
実の母親が娘のプライベートな男女交際やメールの文面まで証拠提出して争うという異例の展開は、世間に大きな衝撃を与えました。最終的に2026年9月、双方が歩み寄る形で和解が成立したものの、この裁判を機に親子の情愛は完全に断ち切られることとなりました。