水戸黄門「風車の弥七」の正体とは?実在モデルと歴代俳優の降板秘話

水戸黄門「風車の弥七」の正体とは?実在モデルと歴代俳優の降板秘話

水戸黄門「風車の弥七」の正体とは?実在モデルと歴代俳優の降板秘話とはどんな影響があるのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

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風車の弥七を語る上で欠かせないのが、30年近くにわたり役を生き抜いた初代俳優・中谷一郎さんの存在です。1969年の第1部開始から1999年の第27部まで、通算750回以上にわたり弥七を演じ続け、黒装束に身を包んだシャープな立ち回りと渋い低音ボイスで唯一無二のキャラクターを確立しました。

しかし、1990年代後半に中谷さんを襲ったのが深刻な病気でした。咽頭がんを患った中谷さんは、過酷な放射線治療や手術を受けながら懸命に撮影復帰を目指しましたが、声を失うリスクと体力の著しい低下により、第27部をもって惜しまれつつ降板を余儀なくされました。その後も復帰への情熱を燃やし続けたものの、2004年4月1日、咽頭がんによる肺炎のため73歳でこの世を去りました。

中谷さんの降板後、長らく弥七は不在となっていましたが、2007年の第37部で2代目・内藤剛志さんが役を継承しました。内藤さんは「中谷先輩が築き上げた偉大な弥七の魂を汚さない」という強い覚悟でオファーを受け、持ち前の行動力と包容力にあふれる新たな弥七像を熱演。第43部(2011年)のシリーズ終了まで堂々とその重責を果たしました。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。