2026年の現在、東京ジャーミイは日本国内のみならず海外からの旅行者にとっても外せない都内屈指のカルチャースポットとなった。足を踏み入れた瞬間に広がる2階の大礼拝堂は、圧巻の一言に尽きる。天井を見上げれば、直径15メートルを超える大ドームが悠然と広がり、幾何学模様のカリグラフィー(アラビア文字による書道)が刻まれている。
壁面を彩るステンドグラスは、トルコから輸入された特殊なガラスが用いられており、太陽の位置によって礼拝堂内の光の色調が刻一刻と変化する。午後の柔らかな光がじゅうたんに落とす青と青緑の影は、まるで水の中にいるかのような幻想的な感覚をもたらす。装飾に使用されている大理石や木工細工のほとんどは、トルコ現地から運ばれた本物の資材であり、職人の手仕事による温かみが空間全体に満ちている。