水沢アキのキャリアを語る上で避けて通れないのが、写真家・篠山紀信とのコラボレーションだ。彼女が残したポートレートや写真集は、単なるアイドルのグラビアという枠組みを完全に超え、芸術作品としての評価を確立している。
少女のような無垢さと、時折見せる大人の妖艶さ。その二面性を極限まで引き出した篠山のカメラワークと、それに応えた彼女の表現力は、当時のメディア界に激震を与えた。現在、都内で開催されている昭和レトロ写真展でも、彼女のブースの前には若い女性たちが足を止め、「こんな風に写ってみたい」とため息を漏らす光景が日常茶飯事となっている。