観客動員の隆盛の裏で、興行界が直面している大きな転換点が「価格体系の変化」だ。2026年末から一部の大手チェーンで試行されていたダイナミック・プライシング(日時や作品に応じた可変料金制)が、2026年には主要都市のシネコンへ本格的に拡大した。
人気作品の土曜ピークタイムには一律2,400円前後に設定される一方、平日の遅い時間帯や公開後半の平日昼間には1,300円〜1,500円程度に値下げされる仕組みだ。コアな映画ファンからは「安く観られる時間帯が増えて歓迎」という賛同がある一方で、「思い立ったら気軽に観に行きにくくなった」と困惑する声も根強く、劇場側の柔軟な運用が試されている。