鎌倉の夜空を語る上で、高速で走る船から海中へ次々と投げ込まれる水中花火を外すことはできない。ドーンという音とともに水面上で直径百メートルを超える光の半球が弾ける瞬間、暗闇の相模湾は一瞬にして金銀朱色の光に染まる。波の反射と水中からの光芒が交差する光景は、息をのむ美しさだ。
2026年の開催では、光煙の透明度を高めた最新の生分解性発光剤が導入された。従来よりも煙の滞留が少なく、連続打ち上げでもクリアな輝きが持続する。漆黒の海原と歴史ある街並みのシルエットが対比をなす、鎌倉ならではの幻想的な夜を心ゆくまで堪能できる。