当初、大分県警察および別府警察署は自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)や道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕状を取り、指名手配を行っていました。しかし、この罪名適用に対して遺族や世論から強い疑問の声が上がりました。
「直前に言いがかりをつけ、故意に猛スピードでノーブレーキで突っ込んだ行為は、単なる過失ではなく明らかな殺人行為ではないか」——この訴えを受けた遺族らは、容疑を殺人罪へ切り替えることを求める約6万筆以上の署名を警察・検察へ提出しました。
警察当局も現場検証のドライブレコーダーや防犯カメラの映像解析を徹底的に再調査。その結果、「車を凶器として時速約100kmで追突すれば、相手が死亡する可能性を認識していた」とする「未必の故意」による殺意が明確に認められると判断されました。
こうして2026年9月、警察庁は道路交通法違反事件の発端としては史上初となる「重要指名手配被疑者」に八田容疑者を指定。さらにその後、正式に罪名を「殺人罪・殺人未遂罪」へと格上げし、時効のない極めて重大な殺人被疑者として全国手配を強化する異例の展開を迎えました。