飯塚納涼花火大会の熱気を語る上で欠かせないのが、川沿いに延々と連なっていた屋台出店情報と混雑状況です。芳雄橋周辺の道路や堤防沿いには100軒を超える露店がひしめき合い、焼き鳥やはしまき、かき氷を求める家族連れや浴衣姿の若者で埋め尽くされました。ピーク時には歩行者がすれ違うことすら困難なほどの過密状態となり、これが警備上の大きな懸念材料となっていたのも事実です。
交通インフラへの負荷も凄まじいものがありました。当日は午後から広範囲に及ぶ臨時駐車場と交通規制情報が敷かれ、飯塚市役所の周辺駐車場や近隣の小中学校グラウンドなどが開放されたものの、夕方にはほぼ満車。国道200号や201号バイパスは激しい渋滞に見舞われました。
公共交通機関を利用する場合、JR福北ゆたか線・後藤寺線が乗り入れる新飯塚駅からのアクセスは徒歩約5分から10分と非常に恵まれていましたが、フィナーレ直後には改札制限がかかるほどの混雑が発生。この過酷なインフラ負荷をどう制御するかが、安全開催の大きな壁となっていました。