露出が減少した時期とインターネットの普及期が重なったことで、たぁ坊を取り巻く言説はオカルトめいた都市伝説へと変貌していきました。掲示板やSNSでは「デザイナーの亡くなった障害を持つ子どもがモデルである」「言葉を話せない設定が隠されている」といった真偽不明の後付けエピソードが流布される事態が続きました。
しかし、これらは根拠のないデマに過ぎません。みんなのたあ坊の生みの親であるサンリオのデザイナー・島末有紀代(Aimee)氏は、元々はグリーティングカード用のワンポイントイラストとして、飾らない素直な子どもの姿をスケッチしたことからこのキャラクターを着想しました。
大きく開いた口は「いつも明るく、嘘をつかずに本音で笑う純粋さ」の象徴であり、特定の実在人物や疾患をモデルにしたものではありません。サンリオが掲げる「スモールギフト・ビッグスマイル」の理念そのままに、誰もが持つ幼少期の無邪気さを形にした存在であることが、公式な記録からも明らかになっています。