「育児書やネットの平均値は、あくまで統計上の数字に過ぎません」。そう語るのは、都内の小児科クリニック院長だ。同院長によると、赤ちゃんの骨格や生まれ持った代謝の良さ、母親の初乳の分泌ペースには凄まじい個人差がある。「大切なのは、減少率の数字そのものではなく、その子が今、機嫌よく過ごせているか、皮膚にハリがあるか、目元に力があるかといった『全身状態』を観察することです」と強調する。数字に目を奪われるあまり、目の前の我が子の表情を見落としてしまうのは本末転倒だろう。
「母乳神話」とデジタル管理の狭間で揺れる産科医療――新生児の体重減少率をめぐる2026年の新常識
•
•
1分で読める