世界屈指の激戦区となった男子カテゴリーにおいて、バレーボール男子日本代表は堂々たるトップ集団の一角として存在感を示し続けている。主将としてチームの精神的支柱を担う石川祐希、そして攻守両面で異次元のプレー精度を誇る髙橋藍。世界最高峰の舞台で日常的に揉まれる2人の牽引力は、日本チーム全体の戦術眼と勝負強さを飛躍的に引き上げた。
日本バレーボール協会(JVA)が進めてきた長期的な強化プロジェクトと海外移籍の潮流は、確実に実を結んでいる。サイドアウト率の高さと組織的なトータルディフェンスを武器に、体格で上回る欧米の巨漢軍団を翻弄するスタイルは世界中のスカウティングの標的となった。追う立場から追われる立場へと変わった今、日本がランキング上位を維持し続けるための戦いは、より緻密でタフなものとなっている。