出版業界が未曾有の構造不況に喘ぐ中、幻冬舎が存在感を失わない決定的な理由がある。それがビジネス・ノンフィクション領域における圧倒的な勝率だ。成功した起業家の自伝、時代の寵児が語るビジネス哲学、社会のタブーに切り込むドキュメント。見城自身が誰よりもギラギラとした野心を持ち続けているからこそ、闘うビジネスパーソンの胸を貫く言葉を本に閉じ込めることができる。
AIやアルゴリズムがどれほど普及しようとも、人間が最後に求めるのは「生々しい人間の体温」と「血の通った言葉」だ。データ分析からは決して生まれない、人間の業や欲望、挫折と栄光のドラマ。見城徹が手がけるコンテンツが時代を超えて売れ続ける理由は、テクノロジーが進化すればするほど、彼が信じる「生身の人間の情念」の価値が逆説的に高まっているからに他ならない。