ブームの震源地となったのは、ショート動画プラットフォームだ。TikTokでは、シールを剥がして台紙へ丁寧に貼り替える「手元動画」が数百万人規模に再生され、心地よい作業音を楽しむASMRコンテンツとしても急激に拡散した。パリッとした剥離紙の質感や、自分好みにページを整えていくプロセスが、視覚的な快感としてユーザーを惹きつけている。
さらにInstagramでは、完成したコレクションを美しく撮影した投稿がタイムラインを席巻。単に保管するだけでなく、ページ全体を一つのアート作品のようにコラージュするスタイルが定着した。かつてシール交換に夢中になった世代が親となり、子どもと一緒に再びコレクションの扉を開くケースも珍しくない。世代を超えた熱量が、デジタル空間を通じて瞬く間に現実の店舗へと波及した。