グラフィックデザイン業界において、小さなキャンバス上の配置は見た目以上に繊細なバランス感覚を求められる。近年主流となったCanvaなどのブラウザ型ツールを使用する場合、新規デザイン作成時に単位をミリメートルに切り替え、74mm × 105mmのカスタムサイズを正確に入力することからスタートしよう。
プロの現場で広く使われるAdobe Illustratorでは、アートボードの設定に加えて「ヌリタシ(裁ち落とし)」の設定が重要になる。小さなA7サイズであっても、上下左右に3mmずつのヌリタシ枠を確保しなければ、断裁時のコンマ数ミリのズレで用紙端に白地が覗いてしまう事故が起こり得る。また、小さな領域に文字を詰め込みすぎず、フォントサイズは最低でも6pt以上をキープするのが視認性を保つ鉄則だ。