時計の針を少し巻き戻してみよう。この奔放なリアクション文化の礎を築いたのは、間違いなく有働由美子アナウンサーと井ノ原快彦のコンビだった。劇中の悲劇に本気で落涙し、つけまつげを揺らしながら進行を試みる姿は、従来の「整然としたアナウンスメント」という公共放送の不文律を軽やかに打ち破った。
そのバトンを受け継いだ博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーは、この様式美をさらに洗練されたエンターテインメントへと昇華させた。大吉の冷静沈着なツッコミと、華丸のドラマ愛あふれる前のめりな考察。生放送トーク番組ならではの生々しい熱量が、視聴者の代弁者としてのポジションを不動のものにした。