大晦日の生放送を見逃した層や、あの熱量をもう一度味わいたい視聴者によって、NHKプラスなどの配信プラットフォームでも驚異的なアクセス数が記録されている。テレビのリアルタイム視聴にとどまらず、スマートフォンやPCの高精細な画面でディテールを反芻する鑑賞スタイルが定着した。
細部にまで神経が行き届いたボーカルの息遣いや、絶妙なバランスで配置された音響空間の広がりは、ヘッドフォンを通じて聴くことで更なる凄味を帯びる。視聴デバイスの多様化さえも自らの味方につける計算されたプロダクションは、まさに現代におけるエンターテインメントの到達点と言えるだろう。