浅田美代子の歩んだ経歴は、決して平坦なものばかりではありませんでした。1977年、人気絶頂の21歳のときにフォーク界の巨星であるシンガーソングライターの吉田拓郎と電撃結婚を発表。当時は芸能界をきっぱりと引退し、専業主婦として夫を支える道を選びました。
しかし、価値観の違いなどから1983年に離婚。再び単身で芸能界への復帰を決意します。復帰後は『釣りバカ日誌』シリーズで主人公・ハマちゃんの愛妻「みち子さん」役を長年務め(1994年〜2009年)、国民的人気女優としての地位を再確立しました。さらに、バラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』などで見せた飾り気のない天然ボケぶりは、幅広い世代から絶大な支持を集めました。
波乱の私生活を乗り越え、酸いも甘いも噛み分けた彼女だからこそ、単なるアイドルの枠を超えて人間の弱さや艶やかさを自在に表現できる唯一無二の女優へと進化を遂げたのです。