枕草子『二月つごもりごろに』現代語訳と品詞分解|公任の難題歌を解説

枕草子『二月つごもりごろに』現代語訳と品詞分解|公任の難題歌を解説

枕草子『二月つごもりごろに』現代語訳と品詞分解|公任の難題歌を解説を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

古典読解の最大の難関である敬語の主体(誰が)・客体(誰に)の判別も、この章段には凝縮されています。

該当箇所の本文敬語の種類敬意の方向(誰から誰へ)読解のポイント参り給ひて謙譲語(参る)+尊敬語(給ふ)主殿司 → 宮中 / 主殿司 → 藤原公任公任が宮中に参上した動作。公任への高い敬意。御使に参りつる謙譲語(参る)主殿司 → 清少納言(および中宮サロン)使者自身が使いとして参上したことをへりくだる。手紙を奉る謙譲語(奉る)作者(清少納言) → 清少納言(客体)使者が手紙を「差し上げる」動作。いかに思ふらむ(敬語なし)清少納言の内話(心内文)緊迫のあまり、心の中で公任を「思ふ」と地道に表現。

特に「頭の弁の参り給ひて」の部分は、公任の官位(頭の弁=蔵人頭兼左中弁という天皇の側近中の側近)に対する主殿司からの敬意が明確に表れています。敬語の主語のすり替えを問う選択肢問題には十分な注意が必要です。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。