避妊具を「隠して買うもの」から「自分とパートナーを守るヘルスケア必需品」へ。流通大手の株式会社セブン&アイ・ホールディングスが推し進める店舗戦略の中にも、そうした意識の変化が反映され始めている。
近年注目を集めるセクシャルウェルネスの潮流は、コンビニの売り場作りにも波及した。かつてのようなレジ裏の死角に押し込められた陳列から、オーラルケアやスキンケアと同列のセルフケア商品として、清潔感あるパッケージが整然と並べられるスタイルへと移行している。
男女を問わず誰もが必要なときに気兼ねなく手に取れる環境の整備は、社会インフラとしてのコンビニが担うべき現代的な役割の一つだ。性感染症の予防や意図しない妊娠を防ぐためのツールが24時間いつでも手に入る利便性は、都市の安全網そのものと言っても過言ではない。