池の周囲を囲む三条通りや餅飯殿(もちいどの)商店街、そして「ならまち」の古い町並み。かつては立ち止まって写真を撮るだけの「通過点」になりがちだったエリアが、いまや長時間滞在型のカルチャースポットへと進化している。
池を眺めるテラス席を備えたリノベーションカフェや、地元のクラフトビールを提供する立ち飲みスタンドが次々とオープン。散策の途中で一息つきながら、水面の表情の移ろいを眺める贅沢な時間が、都市生活に疲れた人々の心をとらえている。過度な混雑を避けつつ、エリア全体へ人の流れを心地よく分散させる理想的な動線がここに生まれている。