急速な需要拡大に伴い、日本の暖房器具産業は安全性とデザイン性を極限まで高めた新製品を続々と投入している。しかし、安易な気持ちで購入を決めてしまうと、思わぬ後悔を招くことになりかねない。
最も考慮すべきは、住居の密閉性と設置場所の確保だ。高気密・高断熱の現代住宅において、適切な換気計画を立てずに強力な燃焼系ストーブを使用すると、結露の発生や空気環境の悪化を引き起こす。また、燃料の保管場所や補給の手間、床の耐荷重や壁面からの離隔距離など、事前に確認すべき項目は多岐に渡る。自身の住環境とライフスタイルに本当にフィットするかを冷徹に見極めることが、満足度の高い導入への近道となる。