石田さんの自宅の間取りは公式に図面が公開されているわけではありませんが、過去のマンション(広々とした5LDK構造)以上の延床面積を有していることや、Instagramに投稿される日常のワンシーンから、機能的かつ贅沢な空間構成が推察されます。
特に象徴的なのが、広々としたリビングダイニングです。高い天井と大きな開口部から注ぐ柔らかな光、そして足触りの良い無垢フローリングが空間全体に温もりを与えています。一般的なツルツルとしたワックス仕上げの床は犬や猫の関節に負担をかけるため、あえて自然な風合いのオイル仕上げや滑りにくい木材が選ばれているのが特徴です。
室内には、猫たちが上下運動を楽しめるキャットステップや梁(はり)を活かしたキャットウォーク、日向ぼっこができる窓辺のベンチスペースなどが美観を損ねることなく溶け込んでいます。また、愛犬(ゴールデンレトリーバーの雪ちゃんなど)がゆったりと身体を伸ばして寛げる広大なフロアスペースが確保されており、人間と動物がストレスフリーで共生できる理想的な動線が緻密に設計されています。
自著『Lily -日々のカケラ-』などでも触れられている通り、石田さんにとって家は「外の世界で使い果たしたエネルギーを満タンにするためのシェルター」。仕事場としての緊張感から完全に解放され、愛する家族である動物たちと寄り添うための聖域となっています。