成人の指の太さ平均(女性の左手薬指)は、内周にして約48mm〜50mmです。ネット上の掲示板やSNSでは「小柄だから5号で大丈夫」「ぽっちゃり体型なら13号以上」といった極端な言説が散見されますが、これは現場のフィッティング経験者から見れば極めて危険な誤解です。
指のフィット感を決定づける最大の要素は「骨格タイプ」と「関節の形状」にあります。
指の構造は大きく以下の2パターンに分かれます。
1. 関節太め(節高)タイプ:
指の第二関節が最も太く、根本にかけて細くなっている形状です。このタイプは「関節を通過できる号数」で選ぶ必要があるため、根本に収まった際に指輪が少しクルクルと回りやすくなります。無理に根本の細さに合わせて選ぶと、関節を通すことすらできなくなります。
2. 根本太め(テーパー・ストレート)タイプ:
関節の凹凸が少なく、根本に向かってなだらかに太くなる形状です。このタイプは、少しきつめのジャストサイズを選ばないと、手を振ったり石鹸で手を洗ったりした際に指輪がすっぽりと抜け落ちてしまうリスクがあります。
また、利き手による左右差も無視できません。右利きの人は右手薬指の方が左手薬指よりも0.5号〜1号程度太くなるのが一般的です。普段右手の薬指に着けているファッションリングのサイズをそのまま左手の婚約指輪に当てはめると、サイズが緩すぎて合わない原因になります。