新紙幣導入時に大きなニュースとなったのが、店舗の券売機や駐車場の精算機、自動販売機の対応遅れだった。改刷から2年が経過した現在、主要なコンビニや大手チェーン店のATMはほぼ100%の対応を完了している。しかし、地方の個人経営店や古いコインパーキングなどでは、いまだに「新紙幣は使えません」という貼り紙を見かける。
この対応の遅れは、個人店経営者にとって死活問題である新紙幣対応機器への買い替えコストが原因だ。キャッシュレス決済への移行を促す契機になった一方で、現金派の高齢者や観光地での混乱は完全には解消されておらず、インフラ移行の難しさを浮き彫りにしている。