インターネット上の掲示板やレビューで時折見受けられるのが、「距離が短くてトリッキーなだけの山岳コース」という極端な言説です。しかし、この表現には大きな誤解が含まれています。
昭和中期に開場した日本の名コースの多くは、現代の大規模造成機が入る前に自然の尾根や谷筋を活かして造られており、兵庫カンツリー倶楽部もその系譜に連なる正統派のオールドコースです。各ホールには明確な「正解ルート」と「ペナルティエリア」が意図的に設計されており、決して理不尽なブラインド設計ではありません。
ショットの精度が低く、コースの意図を無視して力任せに攻めるプレーヤーにとっては「狭くて難しいコース」に見えますが、風を読み、傾斜を計算し、ボールを止めるスピンコントロールができる上級者にとっては、自身の技術が如実にスコアへ反映される奥深いレイアウトとして高く評価されています。