企業の採用現場も、大きな転換期を迎えている。生成AIが実務に深く浸透した現在、かつてのような「そこそこの大学を出た、そこそこの人材」の需要は急減した。企業が求めているのは、大学の名前ではなく、「何ができるか」という具体的なスキルと主体性だ。
一部の採用担当者は匿名を条件にこう語る。「かつてのような学歴フィルターは形骸化しつつある。しかし、それはFラン大学の学生に有利になったわけではない。むしろ、大学の看板に関わらず、個人のポートフォリオやAIを使いこなす実務能力が厳しく見られるようになっただけだ」。つまり、大学生活をただ漫然と過ごした者は、どのランクの大学であれ淘汰される時代なのだ。