プロジェクターや演台が用意され、司会進行のもとで行われる正式な記者会見と、ぶら下がり会見の間には明確な一線が画されている。最大の違いは「コントロールの有無」だ。公式会見では質問者が事前に指名され、質問内容も大枠で想定されていることが多い。しかし、ぶら下がりにはそれがない。
また、ぶら下がり会見は「いつでも打ち切れる」という特徴を持つ。都合の悪い質問を投げかけられた政治家が、「それでは」と背を向けてエレベーターに乗り込むシーンを見たことがある人も多いだろう。この手軽さと表裏一体の逃げ道の存在が、独特の緊張感を生み出している。