世界中で最も有名な背番号の一つとなった「17」ですが、エンゼルス入団当初、この番号を選んだ直接のきっかけは何だったのでしょうか。ファンの間では「高校1年生のときの原点に戻るため」「尊敬する特別な選手がいたから」など様々な推測が飛び交いました。
2017年12月に行われたエンゼルスの入団記者会見で、大谷選手本人はユーモアを交えてその真相を語っています。当時、エンゼルスを象徴する主砲マイク・トラウト選手が「背番号27」をつけていたことを踏まえ、「本当は27番にしたかったのですが、埋まっていたので17番にしました」とジョークを飛ばし、満場の報道陣を笑わせました。
しかし、その後の球団関係者への取材や各種インタビューによると、提示された複数の空き番号の中から「17」を選んだ背景には、高校時代に初めて甲子園の空気を吸った1年生の夏の記憶と、自らの原点に立ち返って新たな挑戦をスタートさせるという強い決意が込められていたと伝えられています。日本ハム時代に背負った「11」は偉大な先輩の軌跡を追う番号でしたが、「17」はメジャーリーグという最高峰の舞台で『大谷翔平自身の歴史を一から創り上げる番号』となったのです。