相次ぐ閉店ラッシュという厳しい試練に直面した株式会社こむぎのは、現在どのような舵取りを行っているのでしょうか。2026年の最新動向において最も注目すべきは、単一業態のパン屋から複合的な飲食プラットフォームへのピボット(業態転換)です。
公式発表および各種プレスリリースによると、カレーパン累計600万個の販売基盤を活かしつつ、同社が次に打ち出したのが新業態「ピザの奴隷」の本格展開です。博多うどんの老舗「うちだ屋 多々良店」の徹底改革など、堀江氏が近年注力している既存飲食店の再生・リブランディングのノウハウを融合させ、テイクアウトピザ市場への参入を加速させています。
ピザ業態は、パンと比較して客単価を上げやすく、原価率と廃棄ロスをコントロールしやすいメリットがあります。さらに、夜間のデリバリー需要を取り込めるため、従来の「朝から昼過ぎに売り切れて終わり」だったベーカリーの営業時間限界を突破する狙いがあります。全国1万店舗という壮大なスローガンを掲げた拡大路線から、不採算店舗のスクラップ&ビルドを推し進め、収益性の高い新パッケージへのリプレイスを進めているのが2026年現在の実態です。