トリプルアクセルとは?なぜ女子は跳べないのか仕組みと歴代成功者を徹底解説

トリプルアクセルとは?なぜ女子は跳べないのか仕組みと歴代成功者を徹底解説

トリプルアクセルとは?なぜ女子は跳べないのか仕組みと歴代成功者を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

トリプルアクセルに関しては、一般のライト層を中心にいくつかの根強い誤解や盲点が存在します。正しい観戦眼を養うために、代表的な2つの事実を整理しておきましょう。

誤解1:「4回転ジャンプのほうがトリプルアクセルより絶対に難しい」という思い込み

「4回転」という数字のインパクトから、あらゆる4回転ジャンプがトリプルアクセルより上位だと思われがちです。しかし、前述の通りトリプルアクセルは実質3回転半(1260度)であり、4回転トウループや4回転サルコウ(1440度)との回転数の差はわずか半回転(180度)しかありません。

後ろ向きで遠心力を使える4回転トウループのほうが、前向きで純粋な踏み切り技術が問われるトリプルアクセルよりも「タイミングを合わせやすい」と語る男子選手は少なくありません。男子の国際大会で4回転トウループを跳べる選手が世界中に溢れているのに対し、女子でトリプルアクセルを跳べる選手が極めて限られている事実は、アクセルという技がいかに身体的・構造的な異端児であるかを証明しています。

誤解2:「女子選手は体が軽いうち(中学生年代)なら誰でも跳べる」という幻想

女子のロシア勢などが14歳前後で4回転ジャンプを量産した時期があったため、「成長前の小柄な体型なら簡単に跳べるのではないか」と誤解されることがあります。しかし、4回転ルッツやフリップがトウを強く突いて素早く回転軸を作る技術であるのに対し、アクセルはエッジで氷を押して前方へ飛び出す強烈な脚力が必要です。

単に体重が軽くて回転が速いだけでは、前向きの推進力を空中の高さへと変換できません。伊藤みどりさんや浅田真央さんがそうであったように、トリプルアクセルを成功させるには「天性の跳躍バネ」と「正確無比なスケーティング技術」が不可欠であり、低年齢であれば誰でも習得できるような代物ではないのです。

鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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