実際に現地でその味を堪能しようとする際、最も気になるのが混雑状況と店舗の歴史です。現場取材と関係者情報をもとに、実態をレポートします。
札幌総本店(平岸)の待ち時間と攻略法
札幌市豊平区平岸に位置する「さっぽろ純連 札幌店(総本店)」。地下鉄南北線「澄川駅」から徒歩数分の立地にあり、専用駐車場も完備されていますが、観光シーズンや週末のランチタイムは長蛇の列ができます。
- 休日のピーク時(11:30〜14:00):待ち時間は45分〜75分前後を覚悟する必要があります。道外からの観光客と地元客が入り混じり、駐車場待ちの車列ができることもしばしばです。
- 平日のアイドルタイム(14:30〜17:00):狙い目はここです。純連は通し営業を行っているため、この時間帯に訪れれば10分〜15分程度の待ち時間、タイミングが良ければ並ばずに着席できるケースもあります。
- 穴場としての北31条店:東区にある「さっぽろ純連 北31条店」も、食べログ百名店に選出される名店ですが、総本店に比べると観光客の比率が落ち着いており、地元民の利用が多く回転がスムーズな傾向にあります。
伝説を残した「高田馬場店」の閉店理由とは?
かつて東京のラーメン激戦区・高田馬場に「さっぽろ純連 東京店」が存在したことを覚えているオールドファンも多いはずです。オープン当初から連日大行列を作り、「東京で本物の純連が食べられる」と社会現象になりました。しかし、店舗は惜しまれつつ閉店しました。
ネット上では「味が落ちたから撤退した」「経営難だったのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交いましたが、飲食業界関係者の証言や当時の報道を辿ると、理由はまったく異なります。最大の要因は「ブランド管理と職人育成の徹底」および「契約期間の満了・独立支援」にありました。
純連のラーメンは強火の中華鍋で一杯ずつ丹念にスープと具材を焼き付けるため、高度な職人技を要します。多店舗展開を急ぎすぎると品質のブレが生じるリスクがあること、また東京店を任されていた腕利きの店長が自らの城を持つ形で独立(後に屋号を変えて営業を継続)したことなど、純連ブランドのクオリティを守り抜くための前向きな戦略的決断だったことが真相です。