オカルト的な予知は否定されるべきですが、地球物理学的な観点から見れば、日本列島が未曾有の地殻変動期にあることは紛れもない事実です。特に注目されるプレート境界や活断層の危険度について、政府の地震調査委員会および気象庁が公表している客観的データを直視しなければなりません。
政府の地震調査研究推進本部が算定した、主要な大規模地震の長期評価データを下表にまとめました。
巨大地震が「いつ来るのか」という問いに対し、地球科学が出せる答えは「明日かもしれないし、10年後かもしれない」という確率論の提示にとどまります。南海トラフ地震の発生確率「70〜80%」という数値は、過去の古文書や地質調査から割り出された平均発生間隔(約90〜150年)に基づいています。前回の昭和東南海地震(1944年)および昭和南海地震(1946年)からすでに80年近くが経過しており、プレート境界の固着域には巨大なひずみエネルギーが蓄積され続けています。専門家が「待ったなしの状況」と口を揃えるのは、予言ではなく純粋な力学的限界が近づいているからです。