萬来亭の真価は焼きそば一本にとどまらない。自家製麺を武器に据えつつ、伝統的な上海料理の技法が光る一品料理群も熱烈なファンを抱えている。複数人で訪れた際に必ず押さえておきたい鉄板メニューを紹介する。
1. 手包み水餃子(自家製の厚皮が絶品)
製麺所ならではの小麦粉の扱いが遺憾なく発揮された厚めの自家製皮は、プルプルとした滑らかな舌触りと力強い弾力が共存する。噛み締めた瞬間にジューシーな豚肉と野菜のスープが溢れ出し、特製のピリ辛ダレとの相性は抜群だ。
2. 上海風黒酢酢豚(香醋の深い酸味とコク)
衣をカリッと揚げた一口大の豚肉に、本場中国の鎮江香醋を使用した濃厚な黒酢餡が絡む。ケチャップベースの甘酢とは一線を画す、熟成された酸味と奥深い甘みは、一度食べると病みつきになる仕上がりである。
3. 蒸し鶏のネギ生姜ソース
前菜として注文率が非常に高い定番。しっとりと柔らかく茹で上げられた鶏肉に、青ネギと生姜の風味を凝縮した香味油がたっぷりとかかっており、濃厚な焼きそばを食べる前の爽やかな導入として完璧な役割を果たす。
4. スープ麺類(サンマーメン・ワンタンメン)
焼きそばと同じく自慢の自家製麺を使用。出汁の効いたあっさりとした中華スープの中で麺が泳ぎ、焼きそばとはまた違った小麦のしなやかさと喉越しを堪能できる逸品だ。