通勤経路の記載欄は、利用する交通手段によって求められる情報が大きく異なります。ここでは人事労務担当者が一目で確認できるよう、項目別の具体的な記入テクニックを整理しました。
1. 電車・バスの乗り換え記入例
公共交通機関を利用する場合、利用路線名、乗車駅、経由駅の書き方、降車駅を省略せずに正確に記載します。「JR」「東京メトロ」などの運行会社名も含めて正式名称で書くのが基本です。
【記入例】
・自宅 ──(徒歩 10分)── 〇〇駅 ──(JR山手線外回り・15分)── △△駅 ──(東京メトロ銀座線・8分)── □□駅 ──(徒歩 5分)── 会社
・片道運賃:420円 / 1ヶ月定期代:13,500円(※定期代の計算方法は各社が指定する1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月運賃のうち指定期間の額を記入)
2. 車通勤の経路申請
車通勤の経路申請では、自宅から会社までの総走行距離(片道km)と、主要な通過道路・交差点を明記します。会社によっては任意保険(対人・対物無制限など)の加入証明書や運転免許証のコピー提出が必須となります。
【記入例】
・自宅 ──(県道〇〇号)── △△交差点 ──(国道〇号)── □□工業団地入口 ── 会社(片道 12.5km / 所要時間 約35分)
3. 自転車通勤ルート・徒歩通勤の距離基準
健康志向や環境配慮から利用者が多い自転車通勤ルートですが、駐輪場確保の有無やヘルメット着用努力義務への対応状況を申請時に問われるケースが一般的です。また、徒歩通勤の距離基準として「片道1km〜2km未満は手当不支給」と定めている就業規則が多いため、支給対象外であっても事故発生時の労災証明のために経路自体の届け出は必須となります。