山本寛斎はこの世を去ったが、彼が遺した熱狂の記憶は色褪せない。そして、その遺伝子を最も生々しい形で引き継いでいるのが伊勢谷友介であることは疑いようがない。彼らの関係は、美談としての兄弟愛ではない。もっとヒリヒリとした、互いの存在を意識し合うことでしか生まれ得なかった、表現の闘争史だ。
傷を負い、それでもなおカメラの前に立ち、モノを作り続ける伊勢谷の姿に、私たちはかつての寛斎が放っていたあの「生への執着」を見る。稀代のクリエイター兄弟が日本のカルチャーシーンに刻んだ爪痕は、これからも消えることはない。彼らの物語は、今を生きる私たちに「お前はどう生きるのか」と問いかけ続けている。 (出典: 伊勢谷 友介 山本 寛斎(Yahoo!ニュース))
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