なぜ今もなお、嵐を巡るスキャンダル記事は量産され続けるのか。その背景には、デジタルメディア時代のPV至上主義がある。
SNSが普及した現代において、著名人の名前を冠したネガティブな見出しは即座に拡散され、収益を生む。事実関係の裏付けが薄いまま、「関係者の証言」という曖昧な根拠で構成された記事がネット上を駆け巡る。特に嵐のような国民的アイコンは、ポジティブなニュースよりも不和説や熱愛疑惑といった不穏な話題の方が、アルゴリズム上で優遇されやすい構造がある。
だが、受け手であるファンのリテラシーもまた劇的に進化した。根拠のない週刊誌報道に対して盲従するのではなく、公式の発信やドキュメンタリーなどの一次情報を冷静に見極める動きが定着している。フェイクニュースや切り取り報道に対するファンの防衛本能は、今やメディアの暴走を抑止するひとつの力として機能し始めている。