福田淳の手腕を語る上で欠かせないのが、株式会社スピーディの代表として手がけた女優・創作あーちすと「のん」のプロデュース実績だ。旧態依然とした業界の圧力によって地上波テレビから事実上締め出されていた彼女の才能を、福田はデジタルの力と独立独歩のブランディングで蘇らせた。
テレビ局に頼らないファンコミュニティの構築、海外映画祭への出品、アートワークのNFT展開など、スピーディが仕掛けた施策はどれも旧弊な芸能界の常識を覆すものばかりだった。理不尽な業界の掟に屈することなく、本物の才能を正当に輝かせる。福田がのんと共に歩んだ軌跡は、のちにSTARTOの社長就任を打診された際、最大の信頼の証となった。