国連や欧米主導の月探査「アルテミス計画」が本格化する中、日本の果たすべき輸送力も次のステップへ進んだ。国際宇宙ステーション(ISS)への物資補給で100%の成功率を誇った「こうのとり(HTV)」の後継機、「HTV-X」の登場である。
HTV-Xは、H3ロケットの発射能力向上に伴い、貨物搭載量が大幅に増加した。物資を届けた後は、単なるゴミ収集船として大気圏に再突入するだけでなく、数ヶ月間にわたる軌道上実証実験プラットフォームとしても機能する。将来的には、月軌道周回ステーション「ゲートウェイ」への物資補給も視野に入っており、日本の宇宙物流能力は世界規模で頼りにされている。