作品を支えるクリエイティブの中核には、長年ルパンを演じ続ける栗田貫一の円熟味あふれる芝居がある。コミカルな軽妙さと冷徹なプロフェッショナルの二面性を行き来する声のグラデーションは、青いジャケットを纏うルパンに唯一無二の深みを与えた。
そして、音楽監督・大野雄二が手がけるジャズとフュージョンのサウンドトラックが、ルパンの世界に艶やかな生命を吹き込む。洒脱なピアノのバッキングと哀愁を帯びたホーンセクションは、青のルパンが持つスタイリッシュな質感と完全にシンクロしている。制作を手がけるトムス・エンタテインメントと日本テレビ放送網によるタッグは、伝統の継承と革新のバランスを完璧に保ち続けている。