同社の歩みを語る上で外せないのが、富士通株式会社の研究所からのスピンオフというバックグラウンドだ。代表取締役社長の菅原充氏は、長年にわたり最先端の光半導体研究を牽引してきた第一人者であり、その技術的知見はグローバルでも高く評価されている。大手メーカーの基礎研究から生まれた技術を社会実装へと導く挑戦は、日本のイノベーションの試金石でもある。
半導体産業全体が微細化の物理的限界に直面するなか、光と電子を融合させる技術への要求は日増しに高まっている。富士通時代から培われた特許群と独自のアセンブリ技術は、競合他社が容易に模倣できない参入障壁を構築している。この技術的バックボーンが確立されているからこそ、機関投資家も同社の動向を完全に切り捨てることができない。